2020/07/30

30坪以下で広く感じる家を、例えば予算2200万で建てるなら!

「あいの家」が実践する広く感じるための5のヒント

  1. 無駄な動線を作らない→できる限り廊下をなくす!特に2階!そのためには階段の位置が重要
  2. 視線を抜く→空間のボリュームや部屋とのつながりを意識し、縦横に目線を抜く!勾配天井は同じ床面積でも広さを感じます
  3. 部屋(スペース)の考え方→子供部屋6帖、寝室8帖など“普通なら‥”にとらわれない“使いやすさ”を重視した広さ 例えば子供部屋はクローゼット空間を含めて5帖あれば十分!!しかもクローゼットに扉はいらない(指を挟む心配と気分転換に家具の配置換えがしやすいから)
  4. 必要なところに必要な収納量→ご夫婦それぞれの趣味、日用品のストック量、お子さんの好きな遊び(男の子、女の子によって収納の場所や量が違うため)
  5. 家具の有無→「見せる家具=ソファ、テーブル、食器棚などの寸法と配置」 「隠す家具=ファンシーケース類、現在使っている収納棚など」 会津のオープンハウスで提案した「ソファーがいらないリビング」や建築時にピッタリサイズの造作家具もオススメです

上記をヒアリングからプランニングに反映しています

例えば建築費2200万(消費税抜き)で建てるなら?

あいの家は坪75万~なので単純に計算すると
2200万÷75万=29.33坪となりますが、
最初のプランでその予算ギリギリの広さの設計はしません。

なぜなら広さではなく、暮らし方を重視しているため2000万÷75万=26.6坪くらいの余力を残し、本当に必要な部屋の広さを確認し、その上で収納スペースや屋根裏空間などの“遊び”を取り入れます。

大抵予算と理想を考えるとモチベーションがダダ下がりです。そして予算に合わせるために、「家づくり」を始めたきっかけの“想い”を最初に外しがちです。それは贅沢かな?と感じるから‥。
叶えたい“想い”のイメージには優先順位があるはずです。予算に合わせて絶対に外していけないのは、家づくりを始めた時に「こんな暮らしをしたい」とイメージしたところです。「寝室に書斎」「リビングにスタディスペース」「天候を気にしない室内干しスペース」など、そこに家の付加価値がつく“想い”を実現させるからこそ、“暮らしに合わせた家”に納得できると考えています。

とは言え、「コストダウン」には床面積を下げなければいけないのも事実(ノД`)・゜・。

本当に和室が必要か?

友人や両親が泊まりに来る‥かも!と和室をどうするかで迷っている方が多いです。

「和室にどれくらいかかるか」

単純に和室は洋室に比べて高いです。
例えば6帖+押入れ1帖=7帖
坪65万~と計算しても3.5坪(7帖)×75万=262.5万~、
8帖間+押入れ1帖なら4.5坪=337.5万~

和室が客間としてだけ使われる場合この金額をかけるのか?リビングの延長として日常に使える畳スペースに変えられないか?
そして間仕切りの建具(襖)の有無。安くありませんし、戸袋のスペースで開口が狭くなります。
左:オープンな開口(1間半)
右:間仕切りを入れた場合、襖一枚分が常に壁となり開口が狭くなる(1間)

※どうしても仕切りが欲しい場合は和室内側にロールスクリーンの設置をオススメしています。

必要と判断される場合‥将来2世帯の予定・2階に寝室を計画しているが、将来和室を寝室として使用予定
いらないかも‥よくよく聞くと「友人が泊まりに来たことはない」「両親は同市内に住んでいるので泊まらない」
以上の点をよーく聞き判断していきます

最新設備に心を奪われていないか?

住設備(キッチン・浴室・トイレ・洗面など)はもっとも予算が跳ね上がるところです。必ずショールームに足を運んでいただくのですが、自分が必要な機能を頭に留めておかないと、最新設備に心を奪われます。絶対!!

いいいんです。最新の設備は痒い所に手が届くというか、「わ~便利wwww」が満載!!
But ひとつひとつは少額でもまとめると高額!!((+_+))

 

2階に洗面・トイレが必要か?

2階のトイレも本体の価格と給排水管などで設置に40万以上かかると思って下さい。考慮すべき点は朝やお出かけ前、就寝時。弊社のプランで2階にトイレ率は68%でした。付けない理由として掃除箇所が増えるのが嫌という方もいました。しかし後からリフォームで増やすと60万以上はかかりますし、できない場合もあるので、じっくり考えたいところです。ひとつ余談ですが「もし同じ床面積で平屋で計画するなら‥?」「トイレは1つで大丈夫です」の意見が多いです。

コストダウンのため5のヒント

  1. 優先順位をハッキリさせる→どんな暮らしをしたいかは人それぞれです。対策としてはできるだけ多くの見学会に参加し、本当に必要なもの(住設備・広さ)が何か時間をかけ考える事です
  2. 仕切りを少なくする→塵も積もれば‥ですが「あいの家」で使用している無垢のドア(建具)は金物も含めると6万程度。仕切りの少ないオープンな家は、どの部屋も温度差がなく快適です。特に子供の成長に合わせて後から仕切る壁は、25万程度で行えるようプランニングします。
  3. 水回り、電気設備などの住設は家族で相談する→食洗器、浴室暖房機、自動洗浄‥取り付けても最初だけとならないよう注意を!
  4. 限られた予算を明確に伝える→自分に合った適正な金額を知るのは重要です。弊社では第三者のライフプランナーさんをご紹介いたします。
  5. 家具は買うより大工工事が割安な時もある→建物と一体化させた家具や収納はスペースを有効活用でき、家の雰囲気にも合うというメリットがあります。シンプルなデザインで構造が単純な造作家具であればコストダウンにつながります

 

予算に合わせて床面積が減ったとしても、広さを感じさせ、「暮らしに合わせた家」を提案しています。ぜひ皆さんの想いをお話しください。

【30坪以下で広く感じる家】
4人家族で30坪以下の施工例

1.【開放的な空間を楽しむ平屋の家】28.93坪‥4LDK+屋根裏部屋2020.2

https://www.mutenka-ai.co.jp/works/1761

2.【カラダにやさしい“自然素材の壁紙”でつくる家】29.22坪‥3LDK(将来子供室は2部屋に仕切る)2020.4

https://www.mutenka-ai.co.jp/works/1634

3.【リビングにこそ、たっぷりの収納を】28.8坪‥3LDK+畳スペース2020.7

https://www.mutenka-ai.co.jp/works/1876

4.【雪が多い冬でも快適に暮らせるカバードポーチの家】30.94坪‥2LDK+畳スペース(将来子供室は2部屋に仕切る)2019会津オープンハウス

https://www.mutenka-ai.co.jp/works/1599

 

30坪以下という点では一緒ですが、「平屋で暮らしたい」「カバードポーチが便利」など希望した暮らし方は様々です。「予算に合わせた小さい家」ではなく、床面積にとらわれない「暮らしに合わせた家」が大事な特徴です。

「無添加あいの家」にお任せください

子育て真っ只中の建築士が、一緒に家づくりをお手伝いします。間取りの事、家事動線の事、「家でくつろぐ」という事、子どもの教育の観点でも家づくりを一緒に悩み・ご相談ください

 

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