「健康住宅に興味はあるけど、何がどういいの?」
「虫に食われたりしない?」
そんな疑問にお答えしたいと思います
こだわりのポイント
標準仕様の「ウールブレス」って何?
一言でいえば『ウールブレスは数ある断熱材の中で唯一「湿気と共存」できる呼吸する断熱材です。』
高気密・高断熱をうたっている現在の日本の住宅にとって「湿気・結露」は重要な問題です。
湿気がなぜダメなのか?建物を解体中、壁を壊すとグラスウールやロックウールが湿気でびしょびしょになっていることが非常に多いです。これらの断熱材は湿気を吸うことができても吐くことができないため、大量の水分を蓄えてしまうのです。その水分がもたらすカビや木の腐れ、シロアリなどは建物を早く傷める最大の原因になります。
それに対して有効だといわれているのが住宅の気密化です。一般的な気密とはビニール素材で家を隙間なくラッピングし、湿気を拒絶することです。しかし長期化劣化せず、その性能を維持することがビニール素材にできるでしょうか。結露は小さな隙間から優先的に発生します。気密化の弱点は、そんなほんの少しの綻びが致命傷になってしまうことにあります。【日経ホームビルダーより抜粋】虫はつかないの?
ウール製品には虫害の心配がありますが「ウールブレス」は「オクトボー」と言うホウ酸を主成分(目薬などにも使われます)とした、人体に危険がない害虫忌避材を繊維の中に閉じ込めています。
この害虫忌避性能は100年以上持続し、ダニ・カビなどの心配もありません。羊毛はその特性として常に湿度を50~60%に保とうとします。ダニは湿度が70%以上の環境でなければ成育出来ません。
よくカーペットにダニがたくさん居ると言われますが羊毛100%のカーペットにダニは一匹も居ません。化繊のカーペットでは生きることが出来てもウール100%のカーペットでは生きられないのです。
燃えないの?
ウールは難燃性の繊維なのです。自ら燃え続けることができないのです。
ウールの先端に火をつけるとジリジリと燃え始めますが、火は自然に鎮火します。これはウールが人の髪の毛と同じタンパク質からなり、繊維の中に多くの窒素や水分を含んでいるためです。水分を多く含むほど、難燃性・防炎性を示すといわれています。人の髪に火をつけても、チリチリと燃え始めますが、火元を取り除けば有毒な煙も発生せず鎮火するのと同じです。また、ウールは発火温度が570℃~600℃と非常に高いため、その難燃性が評価され、旅客機の内装や消防服、新幹線の一部にもにウールが使用されています。
他に特徴は?
ウールは羊たちが生きている限り、繰り返し使い続けることができ、1000年以上その効果が長続きするため、建て替えの時もリユースできるエコな断熱材です。
また、音を吸収するため、騒音を減らし静かな空間をもたらせてくれます。
カラダに優しい素材のためシックハウスの心配もなく、空気中のホルムアルデヒドや化学物質を吸着し人への害を防ぐため安心して暮らせる素材です。
無垢のフローリングは傷が付きやすく、新築当時のままの色合いが保てないなどのデメリットや、手間やメンテナンスも必要です。また漆喰などの塗り壁材も、ビニールクロスと比べると3倍から5倍くらいの価格差があります。しかしそれ以上に風合いや気持ち良さ、耐久性、石油でできていないなどなど良いこともたくさんあります。自然素材の長所と短所の両方を理解して、自分の生活スタイルに合っているかなど、後悔のない家づくりをぜひご相談下さい。
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